こんにちは。でんすけです。
投資を始める前に株式投資とはどのようなものだと思っていましたか?
株式投資というとトヨタ自動車やソフトバンクグループなどの
個別企業の株を安く購入して、高く売るギャンブルみたいなもの
という間違った認識をしている人が多いです。
また、株主優待だけで生活する桐谷広人さんをテレビで見て、
お得な株主優待がもらえるオリックス、すかいらーく、JTなどを
思い浮かべる方も多いかもしれません。
米国株で言うと、マイクロソフト、アップル、コカ・コーラ、P&G、
など日本でも良く知られている企業が多くあります。
投資を始めたいと思った人は、これらの個別株のことしか頭にありません。
投資を始めるには個別株はリスクが高すぎる
個別銘柄を購入するには、投資する企業を分析しなければなりません。
単純に企業のことが好きだから、応援したいから、優待が欲しいから
などの理由で投資してしまうと、
資産を増やすどころか株価は下がり、狼狽売り、
最悪の場合、損切りもできず倒産して資産を失う可能性もあります。
個別株に投資することは、企業の分析ができない人には向いていません。
また、株価の動きは1年に4回行われる決算にて上下します。
4半期(3か月間)でどれだけ儲けられたか、成長したかなどを
見定めるタイミングです。
厳密には違いますが以下のイメージです。
1.予想以上に儲けられたら、株価上昇
2.予想通り儲けられたら、株価キープ
3・予想より低い儲けしかなかったら、株価下落
の3通りです。
儲けと言っていますが、売上高とEPS(一株利益)が予想を上回ったかどうかで変わります。
決算の読み方やチェックの方法を知らない人が個別株投資をすることは、
株価が上がるのか、下がるのかさっぱり分からない状態で投資をしているのと同じです。
これはギャンブルに近いことをしていると言えます。
企業分析の方法も知らない
決算の読み方も知らない
優待・配当がもらえたらハッピー
の三拍子そろった人達は、自分の資産を大きく減らす
可能性があることを知らずして投資をしています。
結論:インデックス投資をしよう
米国株式に連動するインデックス投資をしましょう。
インデックス投資とは、日経平均、TOPIX、S&P500、
NYダウ平均、NASDAQなど株式指数と同じ値動きを目指す投資方法のことです。
指数の選択を間違わなければ、
プロ投資家集団のアクティブ運用の成績を90%の確率で上回ることができます。
米国株式S&P500に連動するインデックスがオススメです。
なぜS&P500か?
米国株といいながら、世界中誰もが知っている企業がほとんどです。
最初に挙げた、マイクロソフト、アップル、コカ・コーラ、P&G
はご存知だと思います。これらの商品は世界中で取り扱われています。
また、世界株式の割合は、米国が半分以上を占めています。
米国:55.4%
日本:7.6%
英国:4.8%
中国:4.3%
フランス:3.2%
スイス:2.8%
カナダ:2.8%
ドイツ:2.5%
市場参加者のほとんどが米国株を取引きしています。
わざわざニッチな国の指数を買う必要はありません。
ニュースでよく出てくるNYダウ平均株価は、
30社の株価の単純平均です。
たったの30社です。指数というからには数百、数千の企業の
株価だと勘違いされていることも多いでしょう。
私は、数千の株で構成されていると勘違いしていました。
マイクロソフト、ジョンソン&ジョンソン、コカ・コーラ、マクドナルド、ビザ
など日本でも名の知れた大企業ばかりです。
しかし、30社だと分散ができないので不安です。
1社が倒産した場合、1/30を失うことになります。
また、株価だけの単純平均なので、時価総額で左右されません。
時価総額の低い企業の株価が上がってもNYダウ平均は上がる仕組みとなっています。
NASDAQは、新興企業(ベンチャー企業)が多いとされています。
全体で3000社以上の企業で構成されています。
近年は米国株及び世界株式を牽引するほどの力を持っています。
しかし、分散という意味では少し足りません。
セクターが偏ってしまうので、NASDAQだけの運用はオススメできません。
S&P500は、米国の取引所に上場される米国企業で、
大型株から選ばれた500銘柄で構成されています。
時価総額加重平均なので、時価総額によって株価の影響力が違います。
大型株500社は、世界を代表する企業ばかり、
セクターも分散できており、企業数も最適です。
以上のことからS&P500をオススメします。
米国株式インデックス投資には2つ方法があります。
1.国内の投資信託
投資信託を購入することで投資します。
メリットとデメリットがあります。
メリット
・証券会社によりますが、100円単位で購入可能で、
毎月1万円ぴったりの積立投資も可能。
・為替手数料がかからない
・買付手数料がかからない(商品多い)
・配当金の再投資が自動で行われ、日本の税金(20%)がかからず。
ETFと比べると、分配金再投資が有利にできます。
S&P500の分配金は約2%です。
100万円とうしした場合、分配金2%(2万円)を受け取ります。
米国の税金で10%引かれます。
2万円の10%(2000円)税金がひかれます。
のこりの18000円を再投資してくれます。
後に説明するETFの場合、米国の税金で10%引かれた後、
さらに20%の本の税金が引かれます。
2万円→18000(-10%)→16200円(さらに-20%)を受け取ります。
それを手動で再投資しなければなりません。
デメリット
・信託報酬と言われる手数料がETFと比べると少し高い。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬は0.0968%です。
ETF:VOOの場合、0.03%です。
・好きなタイミングで購入できない。
リアルタイムで今欲しいと思っても約定するのは別日になってしまいます。
・買付単価を決めて指値で購入できない。
安くなったら買うとか、高くなったら売るような売買方法ができません。
ETF
ETFとは上場投資信託のことを言います。
文字通り株式市場に上場しており、取引時間であれば自由に売買できます。
メリット・デメリットは投資信託の逆です。
メリット
・信託報酬が安い
・好きな時間に取引できる。
・指値で売買ができる
デメリット
・ETF毎に株価が違うので高い金額でないと購入できない
例えばVOOは236.82ドルです。(2020年4月1日現在)
2.6万円ないと投資できないし、3万円分投資したくても0.4万円は余ってしまいます。
・配当金に税金がかかる。
・為替手数料がかかる。SBI証券では安くする方法があります。
【超簡単】おすすめのドル転方法 積立米国株投資に最適
・買付手数料がかかる(大手ネット証券では投資先によって手数料のキャッシュバックや無料化されています。)
私はETFを購入しています。
長期運用が前提なので信託報酬が安いETFを購入しています。
また、積立額も毎月10万円以上を設定しているので、
全く買えない月が出てくるような心配はありません。
NISAを活用すると、海外ETFの買付手数料が無料になるので、
対象でないETFの購入に使っています。
まとめ
世界では人口は増え、寿命は上がり、長期で見れば経済は発展し続けます。
コロナウイルスの影響で数年間は衰退するかもしれませんが、10年・20年先は必ず発展しています。
最近運用開始された5Gにより無線インターネットの速度は格段に速くなりました。
今までできなかったことが簡単にできるようになります。
AIの進歩で人間がやっている仕事の一部を取り込めます。
人間の仕事は減りまた別のものを開発していくでしょう。
固定電話、白黒テレビ、FAX、紙面での契約書はなくなりました。
インターネットが普及し、PC、スマホでなんでもできるように変わってきました。
これからも便利なものが増え続けていくことでしょう。
個別株投資は企業ごとに分析し、決算毎にチェックをしなければなりません。
10社に投資するのであれば、10倍の時間がかかります。
配当金の減配や、倒産のリスクもあります。
株価下落に直結する要因です。
何の商品が売れるか分からないし、何が売れなくなるか分からない。
検討もできないならインデックス投資で丸ごと買いましょう。
丸ごと買っていたら、1社倒産しても500分の1です。
経営危機になる前にS&P500から外されてまた別の企業に切り替わります。
ということは、常に米国株の上位500社に投資ができる。
分析も要らないし、決算のチェックも不要です。
私は、VOO(S&P500)とVGT(情報技術セクターETF)を毎月購入しています。
米国全体に投資しつつ、利回りのよいハイテク分野を選んでいます。
個別株投資もしていましたが、四半期決算のチェックが本業との両立が難しいので、
今はインデックス投資に切り替えました。
初心者でも投資は始めやすい投資です。
最後まで読んで頂き ありがとうございます。