こんにちは。でんすけです。
逆張りで、下がったボロ株を買いあさり、
極マレにおこる反発で利益を得る手法で日本株の取引している人がいます。
話を聞いてみると、やっていることは完全にギャンブルでした。
株=ギャンブルと言われるような取引をしていたので、
是非とも米国株を知って欲しいと思ったので紹介します。
株ギャンブルを始めた経緯
本件の主役は、ヒロさん(36歳)妻、子1人の3人家族です。
ヒロさんの奥さんと子供は地元(一等地)の新築マンションに住み、
ヒロさんは単身赴任で勤めています。
親会社の中間管理職で、年収は1000万円は超えているでしょう。
ヒロさんとは入社してからずーっとお客様として、
仲良く、時には厳しく一緒に仕事をしてきた親しい関係です。
一緒に夜勤や辛い思いをして、新しい設備を立ち上げたりすると
ほとんどの人は仲良くなります。
その中でもプライベートのことや会社の内部事情まで話してくれたり、
個人的に飲み会に行ったりする関係です。
飲み会で私がアーリーリタイア願望があり、株式投資をしていることを話したのが
きっかけで株式投資を始めたみたいです。
その時は何に投資するとか、どういう戦略かとか詳しい内容は、
話をしなかったので良くない方向にいってしまっているのではないかと心配です。
住宅ローンと家族への仕送りをして、
月に数万円をストレス発散でギャンブル的に株取引をしている。
(本人は資産運用のつもりはなさそう)
話の内容からすると小遣いの一部をパチンコ感覚で取引しているようでした。
ギャンブルの投資先
融資がないと倒産するほどの赤字で、上場廃止の危険があった株をたまたま保有しており、
その会社になんとか融資があり、上場廃止の危機から免れた銘柄で
40%の利益を出したそうです。
そのチャートがこれです。
この反発は債務超過を解消する見込みとの発表を好感した動きです。
死にかけの人に人工呼吸器を付けてなんとか生きているような状態です。
全期間で見るとこれです。
癌は進行しており、将来的に成長する見込みはかなり薄いと言っていいでしょう。
死を待つのみの会社ですよね。
このようにずっと赤字で上場廃止の危機の会社に投資をしていました。
超短期トレードでこのような反発を狙えるようなデイトレーダーなら取引するのも良いかもしれません。
しかし、激務のサラリーマンをしながら取引するような銘柄ではありません。
この取引はたまたま上手くいったかもしれませんが、
赤字続きで倒産しかけている銘柄に投資していると、
損切りばかりになってしまいます。
もし、損切できなければ本当に紙くずになるかもしれないし、
一生塩づけ株になりかねません。
信用取引もしたいみたい。
どうやらヒロさんは信用取引もやりたかったみたいです。
しかし、投資経験がゼロの人には証券会社は信用取引をさせてくれません。
SBI証券で開設したのが良かったのかもしれません。
いきなりFXを始めるとヤバいことになりそうですね。
ヒロさんには今すぐにでもこのような取引は辞めて、
米国株インデックス投資をオススメしたいです。
米国株インデックス投資を勧める理由
米国株インデックス投資を勧める理由はたくさんあります。
今回はS&P500インデックスで説明します。
実質世界に分散できる
S&P500は米国株の上位500社のインデックスです。
時価総額によってウェイトが変わっているので、
マイクロソフトやアップルのように時価総額が大きい銘柄の比率が高くなっています。
マイクロソフトやアップルのように世界で商売している会社は、
米国に本社があったとしても、北米、南米、アジア、ヨーロッパ、アフリカそれぞれで売上があります。
日本でWindows PCやiPhoneが使われているように、世界中でWindows PCやiPhoneが使われています。
このように世界で商売している会社に投資することで、
世界に分散できると言えるでしょう。
世界株式市場の米国株の割合
世界の株式市場の中で米国株の割合は、ダントツ1位で55%です。
2位日本7.5%
3位イギリス5.0%
4位中国3.7%
です。
米国株市場の大きさがわかると思います。
多くお金が集まるところに投資すべきです。
上がり続ける株価
S&P500は上がり続けています。
日経平均は1989年のバブル崩壊から30年経過しても
高値を更新していません。
青:S&P500、桃:日経225
上がる続ける株は上がり、下がり続ける株は下がる。
230億円を稼いだ伝説トレーダーcisさんが言われていました。
どっちを買いたいですか?
①
②
絶対に②マイクロソフトです。
フルッタフルッタで利益を得ようと思うとかなり難しいです。
逆にマイクロソフトはいつ買ってもほとんど利益を得られます。
(コロナショック直前で買って今売ることはなしとして・・・)
米国株にはそういう魅力的な銘柄が多くあります。
上がり続ける株は上がる。買うなら右肩上がりの株がいいです。
発展と衰退
日本には老害が多すぎます。
PC、電子決済、クラウド、スマホ・・・
などIT・ハイテクにはほど遠い国です。
未だに印鑑、電話、FAX、紙面が主流です。
電子化に踏み切れないのは、日本には頭の固い老害が多いからです。
最先端でなければならない国会ですら、
会議内容を記載した紙面を印刷するのに2時間以上かけています。
また、人口はどんどん減っています。
ただ減るのではなく、働かず金を使うだけの老害が多く、
バリバリ働ける若者の人口が減っており、
日本の人口の半分は50歳以上です。
こんな国は衰退する一方です。
米国はどうかというと、
マイクロソフト、アップル、グーグル、フェイスブック、ビザ、など
世界の最先端の企業が多くあります。
古くて使えないものは消え、新しく使えるものが残ります。
どんどん素晴らしい技術が開発されています。
また、人口は未だに増え続け、働ける若者の人口も十分です。
長期投資
米国株インデックス投資は、ギャンブル的な取引はできなくなり、
正直つまらない投資です。
そもそもギャンブル的な取引は、投資とは言えません。
投機です。増えるか減るかの遊びです。
米国株インデックスの投資は、積立NISAなどで、
淡々と定期的に買い付ける。それだけです。
はっきり言ってハラハラ・ドキドキはありません。
ただ、10年後、20年後に資産は増えるでしょう。
過去がそうなったように、これからもそうなると信じて
投資することで資産が増えます。
まとめ
僅かな小遣いを倒産しかけの銘柄に投資して、たまたま40%の利益を得たヒロさんに
米国株インデックス投資を勧めたいと思ったので記事にしました。
遊びがしたいのであれば、止める理由はありません。
小遣いを減らすことが楽しいのであれば、どうぞ続けてください。
小遣いを増やしたいと思っているのであれば、今すぐにやめて、
投資方法を見直すべきです。
ボロ株、ゴミ株、クズ株に手を出すより、
キラキラ、ピカピカ、つやつやな株に投資した方が良いです。
そのような株を見つけるのが面倒な方には、
S&P500インデックスに投資するのはいかがでしょうか?
と提案してあげたいです。
そんなおせっかいはできないので、
こっそりブログの記事にしました。笑