こんにちは。でんすけです。
米国時間15日、緊急のFOMCを開いて以下の発表をしました。
・新型コロナウィルスの拡大は経済活動を悪くしている。
・金融環境も世界的に重大な影響を受ける。
・エネルギー業界は強いストレスを受けている。
・食料とエネルギーを除くインフレ率は2%を下回っている。
・政策金利目標を0~0.25%に引き下げる。
・経済環境、強い労働市場環境、インフレ率2%に回復を進める。
・家計や企業の信用を支援するため、他国とスワップ協定を拡充する。
・今後数ヶ月間で米国債5000億ドル買付。
・住宅ローン担保証券を2000億ドル買付。
1.0%の大幅利下げを発表しました。
政策金利は0~0.25%になり、2008年のリーマンショック以来の金利政策を行います。
米国債を大量に購入する量的緩和政策も復活させ、金融政策をヤバい時の対応用に切り替えています。
新型コロナウィルスによる経済の混乱を抑えるが狙いです。
政策金利は3月3日に0.5%利下げしたばかりです。
この金融政策で、今後利下げによる金融政策ができなくなった事になります。
また、今後数ヶ月で下記の買い入れ予定をしている。
・米国債 5,000億ドル
・住宅ローン 2,000億ドル
長期金利と住宅ローン金利を下げて、需要の落ち込みを減らす目的です。
トランプは大喜び
ホワイトハウスの記者会見でFRBによる1%の緊急利下げについて「すばらしいことだ。」と述べた。
利下げを再三要求し、パウエル議長を繰り返し批判してきましたが、事実上のゼロ金利政策の決定を受けて、
「FRBを祝福したい」と評価した。また、「市場参加者は喜ぶべきだ」と述べ、市場の好反応に期待を表した。
なぜか、喜んでいるトランプですが、全然いい状態ではないと思います。
トランプは雑魚相手に”大富豪”でもやっているつもりなのでしょうか。
大富豪とは、
2、A、K、Q、J、10、9、・・・の順で強く、3が一番弱い。
最初に2、A、や絵札を出してしまうと上がれない。
より強いカードを出して、早く手札をなくした方が勝つ戦略が大事なカードゲームです。
負けると貧民として、一番強いカードを富豪に渡さなければならない。
今まで、米国は大富豪だったので強いカードをたくさん持っていました。
中国が強くなりそうになれば、関税カードで圧迫し、勝利。
何もしない日本やEUには絵札を使わず勝利していた。
そんな中、突如現れたコロナウィルス(通称コロ助)は、まずは中国の最強カードを奪い、
続いて、日本、EUのカードを次々と奪っていった。
コロ助は強いカードだけをそろえて、トランプがいる米国に挑もうとしている。
米国は、今まで貧民としか戦ったことがないから戦い方を知らない。
いきなり絵札最強カード「A」(政策金利-0.5%)
コロ助のターン「2」。
コロ助のターン「5のトリプル」、
米国のターン「K+K+ジョーカーのトリプル」(政策金利-1.0%)→今ココ
今後の予想:
コロ助のターン「Aのトリプル」。
米国の手札には「4,5,7」の3枚。(追加の量的緩和のみ)
コロ助の手札に何が残っているか分からない。
さーどうする?米国。
コロ助が上がるまで指をくわえて待つことしかできない。
誰かが革命を起こすしかないのか!!!
起こすとすれば、米国だろう。
収拾がつかなくなったのでこの辺で終わります。
まとめ
大富豪で言うと、米国がいきなり勝負できる強いカードを全て使い切ってしまった状態です。
次に出せるのはショボいカードのみ。
相手がどう動くかの運でしか勝つことはできません。
コロ助がどうなるか次第ってことです。
一回パスして次に様子見すれば、良かったのではないかと個人的には思います。